当院では、口腔内の外骨症と認知症の関係を明らかにすることを目的とした臨床研究を行っています。
【研究課題】
口腔内外骨症と認知症の関連を目的とした観察研究
【研究機関名及び研究責任者氏名】
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
研究機関 有本歯科医院 宝塚市立病院
研究者 有本歯科医院 院長 有本貴昌
研究者 有本歯科医院 歯科医師 有本明日香
担当業務 データ収集
研究責任者 宝塚市立病院 歯科口腔外科 主任部長
担当業務 データ解析
【研究期間】
研究実施期間:承認日~2026 年 3月 31日
【対象となる方】
2024年 4月 1日から2025年 6月 30日までに、当院において施設往診を受けた方。
【研究の意義】
日本では、欠損歯が多く、歯数が少ない者はアルツハイマー型認知症のリスクが高いことが報告されています。一方でよく咬むことは脳を活性化することも知られています。
口腔内にみられる骨隆起(外骨症)は噛む力が強いと出現する可能性が高くなることから、骨隆起の有無が認知症と関連があるかを解析します。
【研究の目的】
患者さんのカルテに記録されているデータを用いて、口腔内の外骨症と認知症の関連を解析します。
【研究の方法】
この研究は、日本口腔ケア学会倫理委員会の承認を受け、許可を受けて実施するものです。
【個人情報の保護】
この研究に関わって収集される情報やデータ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。
情報・データ等は氏名・住所・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、誰のものか分からないようにした上で、当院において管理責任者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコンおよび鍵のかかるロッカーで厳重に保管します。ただし、必要な場合には、当院においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行うこともできます。
この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えください。研究に同意しなくても、今後の診察や診療で患者さんの不利益になることはありません。ご本人が直接主治医にお伝えできない場合は、代諾者による拒否や同意の撤回も可能です。同意の撤回を希望される場合は、2026 年3 月31 日までに担当医にお伝えください。
研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと保存されますが、主な研究結果の公表後5年後に研究責任者が破棄します。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。
本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。
ご協力いただいた方への謝金はありません。
【問い合わせ先】
有本歯科医院 歯科医師 有本明日香
住所:〒669-2341 兵庫県丹波篠山市郡家896
TEL: 079-552-8282
2025 年9月